燕岳、雷鳥に会いにゆきます

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燕岳と雷鳥

W杯の開幕を会社の朝礼で知り、世間はW杯で盛り上がる週末であるにもかかわらず山へ。それもこれも今週末に高気圧がやってきたせいでしょう。本来であれば先週に敢行すべきPJTを一週間遅れで決行した。そう、2年ぶりの燕岳。

金曜日、仕事を早々に切り上げて事前に準備をしておいたザックを持って中房温泉の第一駐車場を目指す。途中、一宮で事故渋滞で1時間ほど足止めを食らってしまったが、1:00AMに無事到着。車は半数くらい。思ったよりも少なかった。

5:00AM起床。外はガスガスで小雨交じり。支度を早々に済まして、5:20AM、出発。

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第一ベンチ、撤退ポイント?

あれ?おかしいな。足が全然進まない。ザック重すぎ。第一ベンチまでの距離で本気で撤退しようかと思うくらい調子が悪かった。かつての鹿島槍が思い出される。息切れしながら天を仰いだときにふと雲の切れ目から一瞬見える青空に励まされながらトロトロと足を進める。

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寒い、小雨、風強い

樹林帯と言えど、強い西風と雨でザックカバーとカッパを装着。そういえば久しく使ってなかったなぁ、雨降りセット。

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イワカガミ

撤退すべきかどうかを何度も頭のなかで繰り返しては、ふと目の前に現れるイワカガミに励まされる。と言いつつも、第3ベンチくらいからか、身体が慣れてきたのかずいぶん楽になった。ここまできたらもう撤退という選択肢はない。進むのみ!

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合戦小屋で燃料補給

8:20AM、合戦小屋に到着。迷うことなくホットミルクをオーダー。持参したおにぎりで燃料補給。

昨夜は上も雨降りで西風がだいぶ強かったとのこと。雪がついて凍っているかと思っていたのだが、そこまでではなさそうとのことだった。

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夏道と雪が交互に

合戦小屋からすぐに雪がつき始める。と言っても連続ではないので、夏道と交互に進んでいく。トレースもしっかり付いているので、行きはアイゼン無しで登った。

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山荘が、見えない!

実は合戦小屋からが地味にきつかった。2年前に雪がついて直登できた時のほうが楽だったような。年齢?山荘目前の階段で死にかけながら意地で登り切る。

9:50AM、燕山荘到着。ガスガスで展望なし。テン場をまず確保するため、受け付けを済まして、スコップ借りて整地。登り切った直後のテン場整地(ほぼ雪かき)。なかなかのキツさですとも。青春の部活時代を思い出すも、安眠のためにはサボれない!

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燕山荘でビーフシチュー

テン場の作業が一息ついた段階で山荘でビーフシチューをいただく。しかも、今回はバゲット持参。これがやりたかったのだ。もちろん持ち込みは快諾いただいた。美味い!

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ガスが晴れた

ランチのあと、テン場の残り作業が一段落ついた頃に、予報通り、ついにガスが晴れてきた。このアングル最高。(この後何度も出てきます)

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山頂

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燕岳の花崗岩

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燕岳を守ろう

燕岳一帯は花崗岩によってできた地形。非常にもろく、人間の立ち入りの増加で風化の速度が早まっているとのこと。確かに過去二回に比べて立ち入り禁止区域が広がっているような気がする。燕岳の景色がとても好きなだけに、数十年後に今とは違う姿になってしまっているのもなんだかなぁ。隆起に堆積、侵食と、形あるものはいずれ没するとはいえ、自然の摂理にできるだけノイズを与えないようにするのが登山者の最低限の責務ではなかろうか。と、改めて思った。

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一応、登頂

燕山荘から見る山容が好きだけれども、一応ここまで来たので登頂。タイミングが悪く、表銀座はガスの中。

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お約束の「イルカ岩」

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やっぱりこの景色でしょう

さて、テントも設営してピークも踏んだのだが、本番はここから。今回はもうひとつテーマがある。

その前に、ザックが重いのには理由がある。。。

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犯人はこいつだ

これ、望遠レンズ。カタログ値で1,070g。ピッケルとアイゼンなどの冬装備もあってザックの重さは18kgオーバーだ。ここまでして撮りたかったのは、、、

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探していたのは、こやつだ

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そうそう

山荘付近にコロニーがあって、運がいいと割と近くで見れるとか。えぇ、もちろん。手ぶらでは帰れないのでばっちり撮れましたとも。

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そうそう、こいつだ

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会いたかったぜ〜

ノートリミングでこの画角。5m以内の距離。ほとんど動かなかったのだが、30分は遊んでもらった。ひたすら谷の方を観察していたようだが何を探してるのか。

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正面から

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何を思う

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グェ!グェ!

飛び立つ時はカエルのような鳴き声を発しながら、、、と聞いていたがまさに本当。

そろそろ繁殖期だし、つがいでお目にかかりたかったのだが、雌は残念ながら現れず。目撃した話を聞いただけに悔しい〜。

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何度でも

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乾杯

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我が家の後ろには槍が

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Hey, guys

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燕山荘、泊まっても泊まらなくても素敵

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我が家の玄関より

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Hello

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燕の夕景

初日はこんな感じでだらだら雷鳥を追っかけて終わった。しかし、天気が良ければ凄まじくいい景色。

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夕陽を浴びる雷鳥

日没前にもうワンチャンス。昼間の個体とは別だ。婚姻色の雰囲気から昼間の個体のほうが若い雄か。

そして、、、

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カヤクグリ?

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カヤクグリ

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カヤクグリ

テン場のまわりをチロチロ飛び回っていた。ちょうど今が繁殖期か。

西風が夕方からまた吹き始めて夜は寒さと風音でなかなか寝付けなかった。外は外で、満月のせいで星空はいまいち。明るい夜だった。

2日目。3:00AM起床。夜明けは4:25AMの予定なので、シュラフを片付けたり、お茶飲んだり、まったり朝のひとときを過ごす。天気は最高。槍穂の表銀座も朝から一望できる。

そして遂にその瞬間が。今回は望遠で撮ってみた。

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夜明け

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Good morning

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NIPPON, SAMURAI, FUJIYAMA!!!

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改めまして、おはようございます

朝日も見れたし、富士山も遠くに見えたので、今回のミッションはコンプリート。

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朝日に染まる燕岳

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燕山荘と満月と槍

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See you again!

W杯の日本戦までに下山、というつもりでもなかったが、8:08AMに無事下山。放射冷却か、合戦小屋までは朝一は雪が凍っていたので念のためアイゼンを履いて下山した。中房温泉でひとっ風呂浴びて帰路についた。

今回は望遠レンズを持っていくということで食事関係は簡素に済ませた。やっぱり望遠レンズは重い!

6/14(初日) 中房温泉第一駐車場(5:20AM) → 第一ベンチ(6:00AM) → 第二ベンチ(6:30AM) → 第三ベンチ(7:05AM) → 富士見ベンチ(7:50AM) → 合戦小屋(8:20AM) → 燕山荘(9:50AM)

6/15(二日目) 燕山荘(5:30AM) → 中房温泉(8:10AM)

2 Comments

  1. Reply
    ヨウメイ 06/18/2014

    やっぱ燕は美しいね!

    だんだんryo君の山スタイル固まってきたんじゃない?
    山の写真にこだわるようになるとボッカ能力が重要になりそうだ。
    ガンバ!!
    これからも美しい写真期待してます。

    • Reply
      Ryo 06/21/2014

      >ヨウメイさん
      みんなそれぞれのスタイルで固まりつつありますね。
      僕の場合は、だんだんと楽な方に固まりつつある気がします笑。
      今ではカメラなしでは登る気がしないので、最低でもカメラとレンズをボッカできるだけの体力はキープしなければ!

      これからも頑張りますよん。

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