いざ氷の世界へ、硫黄岳アタック編

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Going my way…


4:30起床で、布団から出たのは5:30。外は前日の晴天が打って変わって雪の舞う天気。
前日の硫黄岳の稜線は強風でものすごく寒かったらしく、この日も夏沢峠までとりあえず登って判断することにしました。

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本沢温泉からの樹林帯。樹林帯は風もなく快適で、まもなくして雪も止みました。
空も明るくなってきているような。期待を抱きながら前へ進みます。

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写真には映らない自然美、ダイヤモンドダスト。
空気中の水分が凍ってそれに太陽光が反射しキラキラと光ります。

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雪崩のデブリ。数日前に季節外れの雨が降ったらしく、緩んで崩れたのだろう。
この日は気温が低く崩れる心配はないだろうが、今までの楽勝ムードにちょっと気を引き締める。。
そして夏沢峠へ。風が強い予感。森林限界を超えた稜線まで出て、状況を確かめます。

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烈風吹き荒れる冬の様相に様変わり。写真では伝わりにくいですが、ものすごい風です。
ゴーグルもマスクのせいか、一瞬曇ったら最後、凍って視界を奪われます。
まぶたも3秒間閉じただけで凍って開かなくなります。

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そんな過酷な環境下でも余裕の我が相方。あんたはすごいよ。

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結局誰も”撤退”という単語を発さず、気がついたら登頂です。もう全身凍っているため誰が誰かはわかりません。

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本来であれば山頂から爆裂火口を覗いて絶叫する予定が、それどころではありません。
登頂の証拠写真を撮ったら即下山開始です。稜線を一歩一歩アイゼンの感触を確かめながら下ります。
途中、突然視界が開けました。夏沢峠の山彦荘がよく見えます。

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樹林帯に戻って一安心。さっきまでのガスがきれいに抜けて、爆裂火口がはっきり望めます。
ちょっとタイミングを逸した感が否めませんが、山ではよくあるパターンです。もしもの時を想定して早め早めに動いているのでそれも仕方なし。また爆裂火口のリベンジに挑みたいと思います。

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あとは下るだけ。本沢温泉でデポしていた荷物をピックアップして昼飯食べて出発します。
心なしか前日よりも空が青い気が。。冬のコントラストはうっとりするものがあります。

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レンズが凍ってフレア出まくり。でもこれも味。

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しらびそ小屋でちょっと休憩。往路では暖炉の前で寝入っていたキチくんが外に出ていました。
山小屋と犬ってなんとも乙な組み合わせ。横手のシベリアンアスキーも然り。

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やっぱり前日よりも空が青い!

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凍っているみどり池を歩いてみます。かなり分厚い模様。

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みどり池の真ん中から見たしらびそ小屋。
14:30頃、ゲート到着。稲子湯でひとっ風呂いただいて帰路につきます。
天候にも恵まれ、なかなか新鮮なメンバーで楽しかった今回の山行。やはりソロと違ってパティー登山はいろいろと刺激があって勉強になります。

8 Comments

  1. 返信
    koji 02/15/2012

    お疲れさんでした。
    ハードとソフトの振り幅の大きいなかなか記憶に残る山行でしたね。
    しかし、相方さん。凄いよね。
    山の子だから大丈夫って、初めはなんの根拠も感じなかったけど、結果的に納得しました。
    少しでも山登り好きになったかなぁ?
    来年は、黒百合ヒュッテベースで天狗岳だね。
    じゃぁ、今度ね。

  2. 返信
    Ryo 02/16/2012

    >Kojiさん
    企画から準備までいろいろとありがとうございました。おかげさまで記憶に残る旅になりました。
    しかし、うちの相方。予想を裏切るタフさでしたね。僕もびっくりです。またゆるゆる登山であれば連れて行きたいと思いますので、よろしくお願いします!

  3. 返信
    mie 02/17/2012

    遅ればせながら、、、お疲れ様でした。
    お付き合い頂き、ほんとありがとう。
    それにしてもお宅の相方っち、
    ヘタレヘタレ言うからすっかり仲間だと思ってたら
    どんだけ猛者やねん!
    なんかさー、、、勉強ぜんぜんしてない~
    とか言ってたくせに100点取っちゃうヤツみたいで
    嫌な感じなんですけどぉー(笑)

  4. 返信
    ryo 02/18/2012

    >mieさん
    こちらこそ素敵な時間をありがとうございました。
    すみませんw。うちの相方、実は僕も想定外なんです。もともとヘタレであることは間違いないのですが、スキー部に入って体育会系にスイッチが入ったようでして。。それとザックの中身はほ防寒着で見た目以上に軽かったのも余裕の一因かもしれません。ちょっと甘やかし過ぎました?燕の急登でも登らせてみますw。

  5. 返信
    kohei 02/20/2012

    久々にブログ見に来たけど、相変わらずいい経験してんね!うらやましい!東京からだと金かかりすぎてスキーすら満足にできてませぬ(´・ω・`)

  6. 返信
    ヨウメイ 02/20/2012

    硫黄岳登頂おめでとう!!
    山頂での視界不良は残念だけど、
    厳しい状況の方が記憶に残りそうだよね。
    読んでたらスキーじゃない雪山登山も
    したくなってきました。
    でも、もう二月も下旬か・・・。
    冬はアッという間だな。

  7. 返信
    ryo 02/20/2012

    >kohei
    まだ続いてるんだぜ、このblog。
    世間ではこれをリア充というらしいねw。東京からでも飛び出せばいいでないかい!また飲もうぜ。今度東京出張の際はメールするわ。

  8. 返信
    ryo 02/20/2012

    >ヨウメイさん
    でしょう。僕はどちらかというと山スキーの前の雪山登山という感じです。(だって山スキーは揃えるものが多くて財布がきついので。。)
    もう来週は3月です。恐ろしく時の流れが早い気がします。。充実してる証拠でしょうか?
    今週末は講習会参加します。なので、またよろしくです。

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