日帰りで八ヶ岳縦走

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横岳方面から見た赤岳

ゆっくりのんびりビールを嗜みながらテント泊、と思っていたのにまさかの台風接近。そして土曜は雲の切れ間で晴れそう。えぇい!日帰りでいいや!ということで、前回雨に降られた八ヶ岳、赤岳・横岳・硫黄岳の日帰り縦走に変更。趣旨が180℃変わってしまっていることは気にしない。

金曜の夜、20:00前に家を出て、美濃戸に到着したのは1:00過ぎ。駐車場の混雑具合は普通。おそらく同じ車中泊組は15台ほどだろうか。

4:00まで仮眠して、真っ暗闇の中4:30に出発。

行者小屋に向かって南沢ルートを歩いている時にいきなりアクシデントが。。ヘッドライトの電池が弱くなってきているのか、切れかけの蛍光灯のように光が儚くなってきた。。そして遂に消えた。慌ててスマホのフラッシュライトで照らしながら電池交換をしたものの、真の暗闇というのは本当に怖い。いざというときはストーブやスマホがあるとはいうものの、それぞれ本来の用途が別にあるわけで、ヘッドライトもやはり予備を持っていたほうがいい。振り返って熊でもいようものなら、本気でどうしようかと思った。もちろん熊鈴をかき鳴らしながら歩いたことは言うまでもない。

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夜明け

行者小屋に到着後、本来はここから文三郎道から赤岳登頂を目指す予定だったんだけど、なんだか高巻きの雲の動きが異様に早い。台風も近づいているし、稜線の風は思ったよりも強いのではないかという思いが湧いてくる。地蔵尾根を登ったほうが早く稜線に辿り着けることもあり、そっちを選択することにした。もしも風が強いようなら横岳・硫黄岳への縦走ではなく、中岳・阿弥陀岳のコースに切り替えよう、と考えていた。

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地蔵尾根の取り付き中に振り返ると

地蔵尾根ですれ違ったおじさんの話によると、明け方はかなりの強風だったが、今は止んでいるとのこと。お、まじで?足早に登っていく。

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地蔵の頭

稜線に到着。なるほど、思ったより風は弱い。もともとの予報ではお昼前後に少し弱まるということだったので、これだったら行けるかな。とりあえず赤岳を登頂しないことには始まらないので山頂を目指す。

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赤岳に向かう途中に少し振り返る

中央に横岳と硫黄岳。ここを今から歩くんだぜ、と思うとワクワクしてくる。雲海がすごい。

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赤岳登頂!(2,899m)

赤岳の頂上を踏んだ。これで正式に八ヶ岳にやってきた、と言ってもいいだろうか。上下を雲に挟まれた富士山が見える。

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FUJIYAMA! from 赤岳

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雲は生き物(横岳方面から見た赤岳)

赤岳登頂後は来た道を戻って横岳を目指す。赤岳頂上山荘も天望荘も朝早いせいか人影もなく、そのままスルー。その間も東側からじゃんじゃん雲が湧いてくるが、西風に阻まれてこの写真(or TOP写真)のような幻想的な景色を見せている。

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横岳登頂!(2,829m)

思ったよりあっさりと横岳登頂。さて、ここから奥ノ院を経由して硫黄岳を目指す。

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横岳から硫黄岳を望む

硫黄岳山荘へ到着後、ここでランチタイム。ちなみに硫黄岳のトイレは新品同様に改修されてた。

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今日のランチは?

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カレーうどん

いなばのタイカレーでカレーうどん。本当は普通のうどんにする予定が予備で持ってきていたカレーがどうしても食べたくなって、カレーうどんにしたった。野菜はアソートで相方にお願いしていたのだが、青ネギを加え忘れて、帰宅後にこっぴどく怒られた。何やら写真を撮ること前提で緑色を入れてくれていたのだが、そんなことはつゆ知らず、風で飛んでいきそうだったのでそのまま片付けて忘れていたというオチ。反省してます。。。

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硫黄岳登頂!(2,760m)

ランチの後は硫黄岳山荘から30分ほどで硫黄岳山頂。もう時間はお昼前なので、夏沢峠や赤岳鉱泉側から登ってきた登山客で賑わっていた。そして、2年前のリベンジがようやく達成できた。そう、あの時はブリザードの中何とか登頂したものの、何も見えず。へぇ〜こんな広い山頂だったんだなぁ、と改めて知る。

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爆裂火口

爆裂火口もようやくちゃんと見ることができた。地形をふっ飛ばしてしまうようなすさまじい威力を眼下に。ちなみに硫黄岳は成層火山ではあるが今ではその活動は収束している。

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夏沢峠方面

へぇ〜こんな景色だったんだ。(2年前はブリザードの中を地面に張り付くように登った)

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燕?(赤岩の頭から硫黄岳を望む)

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欲しかったのに、まさかの売り切れ・・・

赤岳鉱泉まで下りてきて、今回の旅の目的のひとつでもあった赤岳鉱泉と行者小屋の手ぬぐいゲットしに・・・。行者小屋では朝早すぎて買えず。赤岳鉱泉で買えばいいや、と思いここまで来たのに、まさかの売り切れ。「またここまで来なさいよ」、という思し召しということで潔く退散した。

赤岳鉱泉から美濃戸までの北沢ルートは半分山道、半分林道だけれど既に足の体力は赤岳鉱泉で切れており、ずっと足がもげそう〜と唱えながら歩いた。

総踏破距離は約15km。日帰り槍で20km以上歩いているとはいえ、今の自分にはなかなか堪える距離。。。早朝から環状コースで歩いたためか、はたまた台風 or 御嶽の噴火の影響か、あまり人にも会わず静かに歩けたのは良かったけど。紅葉はもう終わり気味だったけど、気持ちのよい尾根歩きができたので総じていい山歩きになった。

帰りは毎度おなじみの「たてしな自由農園」で野菜とリンゴ(あずさ)ととうもろこしを買って帰路に着く。

【コースタイム】

美濃戸駐車場(4:30) → 南沢 → 行者小屋(6:23) → 地蔵尾根 → 地蔵の頭(7:17) → 赤岳天望荘(7:23) →赤岳頂上(赤岳頂上山荘)(7:55) → 赤岳天望荘(8:21) → 石尊峰(9:01) → 横岳(9:16) → 硫黄岳山荘着(9:46) → 硫黄岳山荘発(10:33) → 硫黄岳(10:51) → 赤岩の頭(11:11) → 赤岳鉱泉(11:59) → 北沢 → 美濃戸駐車場(13:16)

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噴煙を吹き出す御嶽(左奥)と阿弥陀岳(手前)

御嶽山の噴火。噴煙を絶え間なく吹き出す様子は八ヶ岳の稜線からも見えたし、帰りに寄った恵那峡SAからもよく見えた。

水蒸気爆発だけはどうやら科学技術の結集でもなかなか予測は難しいらしい。計画に多少無理があったり、悪天候だったり、山岳遭難において事前に回避できる可能性が全くなかったという事例は少ないと思うけれど、今回の件だけはどうにもならなかったのかもしれない。おまけに当日は雲ひとつない快晴の真っ昼間。あの週末は別件のプライベートの予定があったので山には行かなかったが、あの天気予報なのでそれがなければ確実に行っていたと思うし、もしかしたら行き先は御嶽だったかもしれない。今年は特に自然災害が多い印象だが、改めて畏怖の念を感じざるを得ない。

これからも自然に対しては謙虚に、そして安全に。

8 Comments

  1. Reply
    こたろー 10/05/2014

    お疲れ様でした!激しい縦走ですな~・
    そして、あの時見られなかった爆裂火口が拝めてあざます(-人-)

    横から下から上から吹雪きつけられて激しい山行でしたけど
    雪山最高!を味わえた旅でしたね笑

    • Reply
      Ryo 10/06/2014

      >こたさん
      そうそう、あの時はこんな景色だなんて全く思いもしませんでした。鼻水もまつげも凍りつく山頂では息をするのも必死だったし、下山の時に唯一雲が切れて夏沢ヒュッテが見えたことがものすごく印象に残ってます。

      爆裂火口、なかなかの迫力です。是非リベンジ行きましょう!

  2. Reply
    bebe 10/06/2014

    なんだryoくん、そっちにいたのか~(^―^)
    そろそろ人物が入った写真が撮りたくなるころじゃない?
    付き合うよ!八ヶ岳なら!近い近い。笑

    ところで、ランチタイムどきの青ネギの話。大ウケた!爆笑
    写真を撮るときに添える色物、特に緑とか赤とか黄色とか。
    ボクら男性は意外とそれ、忘れちゃうものね~。
    アユミちゃんの気持ちが何か良く分かる(笑)。
    ボクも良くヨメさんからそんな指摘を受けて怒られますもの。

    それから、ryoくんのこの記事を読んで、
    ボクも硫黄岳にリベンジしに行っていないな!と思い出した。
    ついでに白地にランプとランタンの手拭い、ボクも狙って来るZ!

    • Reply
      Ryo 10/06/2014

      >bebeさん
      あっちと見せかけてそっちにいましたw。Google Mapsを見てて思ったんですが、八ヶ岳、関東の方が近い(爆)!どうりで関西から遠いと思ったわけw。八ヶ岳気に入っちゃったんで、また行きましょう!

      青ネギ事件はですね、「ネギって、、、白ネギ入っているからいいじゃん」とか言っちゃったのが火に油を注いでしまいましたね。自爆でございます。気をつけます。

      bebeさんも硫黄岳にリベンジ必要でしたか。是非今冬ですね。あー手ぬぐい欲しかったー!!!

  3. Reply
    mie 10/06/2014

    軍手がイイ!男ならやっぱ軍手だよw

    懐かしいね~~冬の八ツ。
    またああしてみんなで歩きたいね(遠い目)
    赤岳鉱泉は、バンダナもカワイイよ。

    • Reply
      Ryo 10/06/2014

      >mieさん
      ホームセンターで買った作業用手袋(150円)を忘れて、車に常備してあった軍手を持っていったなんて・・・言えない、言えない。しかもこれで鎖握ったまま懸垂下降みたいにシュルルル〜とやったもんで、横岳→硫黄岳とだんだんビロビロのダブダブになってます。

      赤岳鉱泉のバンダナはありました!でも、どっシンプルな白地の手ぬぐいが欲しかったんです(涙)もう、いっそのこと自分で描こうかしら。

      ちょっとまた落ち着きましたらお相手してください。これから約1ヶ月、私は修行の身となりますので(爆)。あ、それ以降もですわ。

  4. Reply
    koji 10/07/2014

    こんちわ!

    りょうくんとはいろんな山に登ったけど、蝶からの下りがやっぱり一番キツかった。

    って、八の記事に書くこと?

    そんなことより、八ヶ岳、そっちから日帰り可能エリアなんだね。
    来年の残雪期辺りに、赤岳登りましょう。

    やっぱり、八ヶ岳は雪だよね。

    • Reply
      Ryo 10/09/2014

      >kojiさん
      そうそう、書こうかどうか迷ってたんですが、あの長距離の森のなかはきつかったですねぇ。下りでキツイと思ったのも初めてでした。
      一方でアレで下りに自信がついたのも確かです(笑)

      日帰り可能というか・・・片道5時間弱ですからもう気合のみです!
      八行きましょう。やっぱ雪が恋しいですわ!
      (そして手ぬぐいもリベンジせねば)

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