El Capitan

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昼前後には観光客でごった返すTop Yosemite Fallsは言ってみれば序章。本番はここから。El Capitanに向かって奥に進む。

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9:10am、Yosemite FallsからEl Capitanに向かって再スタート。距離はおおよそ4.7マイル(約7.5km)。基本は平行移動のはず、ということで気軽にスタート。後々ボディブローのように効いてくるのだが。。。

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西に伸びるトレイルに合流する分岐点まで奥に向かって少し歩く。

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9:26am、分岐点。おかしいなぁ。全然岩山ちっくじゃない。

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しばらく足を進めるも、一向にイメージしてた岩山は出てこない。思ってたのと全然違う。よくよく地図を見ると”Eagle Peak Meadows”とある。草原でも湿地でもねぇし!森だし!とツッコミながら歩く。確かにこの後、少し湿地っぽいところは通ったのだが。季節の問題か?

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途中、登山者の足跡に混じってミュール鹿(Mule deer)の足跡を見つけた。その後、何度か実際に目にする機会があった。ここYosemiteには多くの野生動物が生息している。もちろん熊(Black Bear)も。今回、もちろんのこと、原始的Japanese熊よけStyleとして熊鈴を鳴らしながら歩いたものの、そんな鈴を鳴らしながら歩いている登山者は皆無。やはりこれは日本オリジナルなのだろうか。感覚的にこっちの熊に対する印象は危険動物と言うよりはWildlifeに対するリスペクトのほうが勝っている印象。YosemiteのHPを見ても、”Visitors who encounter a bear should keep their distance for safety and respect for themselves and the animal. If visitors see a black bear in undeveloped areas, they should remain at least 50 yards from it.” 見つけたら50ヤード(約45m)以上の距離を保つこと、としか記載されていない。やはり素手での戦闘になった場合に勝つ自信があるからだろうか。などとアホなことを考えてしまうが、カリフォルニアの州旗のシンボルはグリズリーであるが、1900年代前半に危険動物として大量に殺されてしまい、今はもう絶滅してしまっている、という過去の過ちに対する反省もあるのかもしれない。キャンプ地などでも熊との遭遇を極力減らすためにFood Containerの使用が義務付けられていたり、共生に向けた努力が垣間見える。と、偉そうなことを書きつつ、後ほど出会ってしまうわけだが。。。

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Yosemite FallsからEl Capitanまでの中間地点、Eagle Peakに10:13amに到着。ちょっとへばってきた。Eagle Peakまでは0.3マイルほど登らないと行けないので、最優先目的地であるEl Capitanに向けてスルー。

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ようやくそれらしい風景が広がっていた。しかし、日陰がないのでかなり暑い。。。眺望はこっちのほうがいいけど森の中を歩いてたほうが楽かも。

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雨が少なく植生が違うせいか、日本の風景とは明らかに違う。それはそれで新鮮で楽しいのだけれど。

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ザレ場はトレイルをロストしそうになるけど、ケルンが要所要所にあるので、特に迷うことなく進むことができる。いよいよ、El Capitanが見えてきた。

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写真ではすごくわかりにくいけど、これがEl Capitanの頂上部。意外に広い。三角点とか看板とか、そういうものは一切ない。登頂を果たしたのに、どことなく味気ない(笑)。

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指標がなければ証拠を残すにはこれしかない。GPS。OK、ちゃんと頂上にいる。ちなみに携帯は途中圏外のところもあるけれど、崖に近づくと谷の電波を拾うので使えなくはない。しかし、El Capitanの頂上が一番電波ある。まさかのバリ5。どこに基地局あるんだ???

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Eagle PeakからEl Capitanまでは水平移動で楽勝かと思いきや、結構アップダウンがあってヘロヘロなので、写真は後回しで木陰でランチタイム。アメリカンにHoggieで。

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CLIF BARとか、そういうメジャーな行動食以上にみんなザックに差してるバナナ。

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El Capitanの頂上部から望むHalf Dome。Yosemite Valleyの北側には車で行ける展望スポットがないので、この角度は自力で登らないと見えない角度。うーむ、感慨深い。頂上で30分ほどランチ兼休憩をして、帰路につく。さてここからが勝負だ。

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帰りは正午を回ったところで、ちょうど太陽が順光になるのと同時にHalf Domeを見ながらのトレイルとなるので幾分疲れも軽減される。

途中、Eagle Peak手前の森の中で、Black Bearを目撃。ちょうど進行方向のトレイル上にいる。もうへばっていたので、一定の距離を保ちつつ、襲ってきたらどうしようかとありとあらゆる方策を脳内を巡っているうちに、トレイルを外れて藪の中に消えていった。体長1メートル強の若い個体と思われる。

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ようやく分岐までたどり着いた。日が昇ってとにかく暑い。

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Yosemite Fallsの上部までは登山道もしっかり整備されているのでこんな軽装でもOK(?)。だいたい野郎は上半身裸。確かに暑いけどね。あれでリュック背負うと擦れて痛くないのだろうか。

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ガチンコのクライミング装備を持ったパーティともいくつかすれ違った。上で一泊して、目的地に向かうらしい。

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Columbia Rockより。午後は順光になるので、朝とは雰囲気がまた変わる。

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日本の槍、スイスのマッターホルン、YosemiteのHalf Domeもシンボリックな山(岩)が好きなんだなぁ。

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3:37pm、無事Trail Headに到着。途中だいぶ省略したが、Yosemite Fallsからの下りはかなりきつかった。乾燥のせいか地層のせいか、花崗岩の岩の上に砂がうっすらと堆積していてかなり滑りやすい。これがかなり堪えた。もう足プルプル、体力ヘロヘロになりながらの下山。加えて水分は非常に重要。夏をすぎると途中で水そのものを見かけることはほとんどない。おまけに日差しと乾燥で余計に喉が渇く。今回は2.5Lのウォーターバッグに満載でちょうどいいくらいだった。つまり2.5L担ぎ上げても余裕ではないということ。

しかし、こんなにしんどかったのは日帰りの槍以来かもしれない。目的も達成したし、もう数年はEl Capitanはいいや(笑)。

<コースタイム>Trail Head 6:15am -> Columbia Rock 6:57am -> Top Yosemite Fall cross-point 8:27am -> Yosemite Falls Overlook 8:39am -> Yosemite Falls Overlook out 9:10am -> Upper Yosemite Falls Trail cross-point 9:26am -> Eagle Peak cross-point 10:13am -> El Capitan 11:20am -> El Capitan out 11:45am -> Eagle Peak cross-point 12:55pm -> Upper Yosemite Falls Trail cross-point 1:30pm -> Yosemite Falls Overlook 1:44pm -> Columbia Rock 3:03pm -> Trail Head 3:37pm

Distance: 15.8miles / 25.3km

Time: 9 hrs 22 mins

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